開設25年を経て施設の老朽化に加え、福祉の現行基準への不適格化等が生じ、大規模な菖蒲園の改修設計を行った。主な内容は、八ッ橋のリニューアル・スムーズな利用者動線の確保・菖蒲田の拡充・エントランス性の強調等魅力ある空間を目指した。八ッ橋は現状のPC床版基礎をリユースし、上部工のみの改修を行い、たまりの場を新たに設置した。菖蒲園周辺を含め勾配調整・舗装材の改修・園路の整備を行い移動空間を確保した。現状の法面・段差を活用し、棚田風の菖蒲田を新設し、内容の拡充を図った。菖蒲園の顔となるメインエントランスには、長屋門風ゲートを設置し、日除け雨除けと共に休憩施設ともなるシンボル的な楽しめるデザインとした。
■所在地 :大阪府枚方市
■受注先 :大阪府
■業務内容:実施設計
■工期 :平成18年度